西京区の嵐山東学区にあったスーパー「ライブ嵐山」の閉店に伴う買い物対策について、7月19日の市会経済総務委員会で山田こうじ委員(右京区区選出)が産業観光局に対して質問をしました。
以下は河合ようこが委員会中継を聞き、まとめたものです。(詳しくご覧になりたい方は、京都市会のホームページ 委員会中継の経済総務委員会・7月19日をご覧ください。)
☆山田こうじ委員)ライブ嵐山閉店について5月27日の委員会の質問の時、共同購入や店舗の誘致、補助金など含めて対策をとると答弁があったが、その後の取組の状況は。
→安河内商工部長)ライブ嵐山は6月末閉店。多少のご不便にはなるが、周辺にはかなりスーパー等もあり、市バスも通っている。今、直ちにお買い物に困るという状況ではないけれども、最近では民間で移動販売、ネットスーパー、買い物代行サービスなど多様なサービスが出てきている。また、お年寄り向けには電話やファックスで注文できるサービスも出てきているし、店舗への送迎サービスも出てきているので、そういう情報については、西京区役所に5月中には提供している。いつでもお問い合わせがあれば提供できる状態になっている。
☆山田)具体的にそういう情報を提供されて、そういう要望があったら対応してもらっているということか。
→安河内)いろんなサービスのメニューを区役所に提供しているので、お困りの方があれば、区役所に問い合わせていただければ、いつでも提供できる状況になっている。今のところは自治会や社会福祉協議会等からそうしたご相談はないと聞いている。
☆山田)地元では、「本当に困る」ということで短期間に549筆の署名が集められて区長にもされ、「これは重いものだ」と区長自身は答弁されている。局として、この署名に対する受け止めはどうか。
→安河内)ご不便になられる方は確かにおられると思うが、周辺にはスーパーもたくさんあり、例えば、コンビニは500m以内に1件、1kmで4件、スーパーは、ちょっと遠くなるが、1.4~2.4 kmの間に5件ある。また、市バスも通っているので、いま直ちにお買い物できなくなってしまう状況ではないと思っている。
いま申した様々なサービスがあるので、また宅配事業の参入も考えておられるところもあるので、そうしたところに私共から様々な補助制度をご紹介するなどして、よりよいお買い物環境が維持できるように、これからも努めてまいりたい。
☆山田)今かなり気温も上がって暑い夏、お年寄りにとっては、2.4 km(きつい)。近隣には(店が)あるというが、実際、松尾から嵐山駅の間には1件もスーパーがない。ライブ嵐山は6店舗が個人商店で、対面で、生鮮食料品もそろう環境にあった。これが大きく損なわれているのは深刻な事態だ。住み続けられる地域を守っていくために、新たな店舗の誘致も含め、さらなる対策を進めてほしい。出された署名は重い。そこをしっかり受け止めていただいて万全の対策を求める。
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商業振興課長を通じて 住民の声も549筆の署名が提出されたことも伝わっているはずなのに、なんとも他人事のような部長の答弁。しかも、署名に対する受け止めの返答無し。549筆の声は地元住民からの困っている声だと受け止められないのか・・・とりわけ高齢者の立場に立って考えていない冷たさに、怒りがわきます。
(更新日: 2016年07月25日)